新札からのご祝儀問題
お祝い行事で欠かせないのがご祝儀。
結婚祝い、出産祝い、開業祝い、新築祝いなどさまざまなお祝いの場面で登場するのが、ご祝儀。
マナーに則ったさまざまな祝儀袋に、相応の金額のお金を入れて気持ちとともに先様へ贈ります。
しかし、ご結婚祝いを贈る際の新しいと思えるマナー違反のウワサがあるようです。
それは、新紙幣の発行が発端で肖像画となった“渋沢栄一”さんが関係しています。
せっかくのお祝いに新紙幣を用意したにもかかわらず、肖像画がお祝いに相応しくないとなると問題ですね。
どういうことでしょう?
渋沢栄一さんで大丈夫?
2024年7月3日、20年ぶりに改刷された新紙幣の発行。
肖像に選ばれた人物は、渋沢栄一さん、津田梅子さん、北里柴三郎さんですね。
財務省のサイトには、肖像画の選定基準について以下のように書かれていました。
このような条件下で選定されたお三方ですが、一万円札の肖像となった渋沢栄一さんが結婚式のご祝儀に使われることをマナー違反だというウワサがあるそうです。
それには、渋沢栄一さんの人物像が関わっているとのこと。
渋沢栄一さんは、自身の91年の生涯で2人の女性と結婚、そして妻以外の女性との間にも子どもをもつという、女性関係に関してのイメージが結婚式のご祝儀には相応しくないという観点から、マナー違反だというウワサに発展してしまっているようです。
新紙幣・旧紙幣で一万円の価値は同じなのに、肖像画の違いでマナー違反になるなんて厄介な問題ですね。
気にしすぎるのは宜しくなくても、一定数の不快感を感じる人がいるならば、渋沢栄一さんを避けた方がいいのかも知れませんね。
このようなウワサの中、不謹慎だと言われそうですが、親しい友人関係で「子どもをたくさん授かりたい!」という新郎新婦には、むしろ渋沢栄一さんでご祝儀を贈るのも良いのでは?と思ってしまいました。